日本航空(JAL/JL、9201)は9月15日、成田ーコナ線を1日1往復で開設した

日本航空JAL/JL、9201)は9月15日、成田ーコナ線を1日1往復で開設した。JALのコナ線は2010年10月の運休以来、7年ぶりの再開となる。

【成田を出発するJALのコナ行き初便】

 機材は運航機材はボーイング767-300ER型機の新仕様機「スカイスイート767(SS6)」(199席:ビジネス24席、エコノミー175席)を使用する。

 コナ行きJL770便は成田を午後9時25分に出発し、午前10時15分に到着する。成田行きJL779便はコナを午後0時15分に出発し、翌日午後4時に到着する。

 初便の成田発JL770便(767-300ER、登録番号JA607J)は、乗客198人(ほか幼児3人)と乗員11人(パイロット2人、客室乗務員9人)を乗せ、定刻の午後9時25分に出発。横断幕で見送られ、コナへ向かった。

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 JALによると、初便はおよそ95%が日本人客で、残りの5%が外国人客だという。今後は日本人客90%、外国人客10%程度になるとし、中国や韓国、フィリピンなどアジア各国からの乗り継ぎ需要の取り込みを狙うとしている。また、コナ線を利用する3分の2程度がコナのあるハワイ島のみに滞在するという。

 7年前の運休前まで、客室乗務員としてコナ線に乗務していたJALの大川順子専務は「復活は率直にうれしい」と述べ、「(ホノルルがなくても)コナだけでも完結できるのではないか。新たなハワイの魅力をお伝えしたい」と意気込みを語った。

 コナ線はビジネスとエコノミーの2クラスのみを設定する767-300ER(計199席)で運航する。成田ーホノルル線に投入している777-200ER(236席:ビジネス42席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー154席)などと比較すると、座席数が少ない。大川専務は「ビジネスクラスや個人のエコノミークラスなど、比較的高い価格帯で予約いただいている」とし、将来的な機材大型化について検討したいと述べた。

 JALが運航するハワイ路線は現在はホノルル線のみで、成田から1日4往復、関西と中部(セントレア)からは1往復ずつ運航している。羽田からも1日1往復を運航していたが、4月1日に羽田-ニューヨーク線を就航したことで、発着枠の関係により同日から運休。成田発着に変更している。

 コナ線は1996年6月から、週3往復で運航を開始。成田発はコナへ直行し、コナからはホノルルを経由し運航していた。2010年10月の運休まで三角運航を継続し、1日1往復を運航していた。

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 コナからの日本路線は、ハワイアン航空(HAL/HA)が2016年12月20日から、羽田への乗り入れを開始。週3往復を深夜便で運航している。

 JALは今月1日から、成田ーメルボルン線を1日1往復で開設した。